ASD息子の希望で取り入れた腸心セラピー

私が腸心セラピーを身に着けた理由は、感覚過敏がある息子が希望したからです。

息子は、生まれつき環境からの刺激に対して敏感で、ささいなことで強いストレスを感じます。
周囲の音、光、臭い、人から向けられる言葉、視線、気などあらゆるものが刺激になります。

そんな息子も今では18歳となり落ち着いていますが、小学生の時には心の安定を保つのがとても難しい子供でした。

小学校1年生のときに二次障害を起こした息子は、パニックになって暴力的な言動をしたり、逆に全く動けずにフリーズすることが頻発していました。自分の気持ちを上手にとらえられなかったし、自分に起こる不快さを表現する手段を持ち合わせなかったのだと思います。
それでも高学年になると、じょじょに自分の気持ちを感じ取ってそれを言葉で説明するということが少しづつ出来るようになりました。

小学5年生の時のことです。「腸心セラピーをすると嫌な気持ちが消えてしまうらしいよ」という私からの言葉を聞いた息子は即座に「それを受けたいからママができるようになって!」と言い出しました。毎日、かなり辛い思いをしていたのでしょう。

その息子の願いを受けて、私は腸心セラピストになるべく講習を受け、息子専属のような腸心セラピストとなりました。毎日、息子が小学校にいけばなにかしら問題を抱えるものですから「ママ腸心セラピーやって~」とちょくちょくリクエストされたものです。今思えばとてもかわいいものです。親子の触れ合いとしてもよかったと思います。

その後、息子が中学生となり反抗期の年齢に入ると、私が触れるどころか近づくのさえ避けるようになったために腸心セラピーを受けなくなりました。
そんな息子でも、中学3年の受験期にはさすがにストレスに耐えられなかったのか「緊張して眠れないから腸心セラピーをしてほしい」と言いだしました。ひさしぶりのセラピーでしたが、開始後10分もしないうちにスッと落ち着き、そのまま眠りについたのでした。その後は、追加のセラピーをすることもなく、無事に第一志望校に合格。受験を乗り越えたのでした。

進学を果たした息子は、人間関係でのストレスや、試験期間中のストレスの時など状態がよくないときのみ必要に応じて腸心セラピーを受けています。

マイナス感情は、小さなうちに素早く解消しておくことに越したことはありません。もし自分が何か嫌な感じの感情を抱いていることに気がついたならば、こじらせて複雑・深刻化しないうちに素早く解消するのがよいのです。心の問題として定着させず、長引かせず、こじらせない一番のコツです。ココロとカラダに直結している感情の問題を放っておくと、いずれは身体に不調をきたすようになってしまいます。病気の原因の7割は心と関連しているのです。

マイナス感情の解消手段は、腸心セラピーに限られませんが、私が知る中では迅速かつ確実にマイナス感情を解消できるのは腸心セラピーなのでおススメです。

毎日をココロ軽く幸せな心持ちで過ごすのが人生好転のコツです。